高専逆求人フェスティバルに参加して考えさせてもらったこと
2015年12月23日水曜日、東京で行われた「2015/12/23 ITエンジニア高専 逆求人フェスティバル」に参加してきた。
ほかの人もちらちら逆求人に関するブログ記事などを投稿しているので、スタイルを踏襲(consultation)して話を書こうと思う。
- きっかけ
最初に逆求人を知ったのは、恐らく人生二度目に参加した "高専カンファレンス in Kushiro2" だった筈。それか最初の "高専カンファレンス in Hokkaido3"。
二代目うたの逆求人のおねえさんが釧路まで逆求人の開催告知も兼ねて参加していた。*1
そのときはLTを見ていただけで、イベントにはまだ興味を持っていなかった。
とりあえずイベントの存在だけは知っていた。
それからというもの、うたの逆求人のおねえさん(以降しおみさん*2)とは要所要所で邂逅した。
会う度にLTで逆求人のイベントの告知を行い、毎回その存在をアピールしていた。
でも、そのときはまだ自分にとっては蚊帳の外のイベントだった。
- おさそい
今年で四年生になり、いつものように休みの間にイベントに参加すると、このイベントに参加していた。
株式会社ジースタイラス様が主催で開かれた、高専生のための新しいイベント。
そう、うたの逆求人のおねえさんたちを高専生の元へ送り込む奇奇怪怪摩訶不思議な謎の秘密結社、それが『株式会社ジースタイラス』なのである。
ここで以前から存在は知っていたものの、実態を、いや、実体を存じ上げていなかった人物、逆求人の及川さん(以降おいかわさん)と対面することとなった。
以降、今年一年で、
- 東京の飯田橋でおいかわさんと(ついでに@mktakuyaとも)対面し、
- 島根の松江でおいかわさんと対面し、
- 長野のプロコンでもおいかわさんとしおみさんと対面し、
- 北海道は釧路でもおいかわさんと(ついでに@mktakuyaとも)対面した。
実に四回も会って、その度にイベントに誘われ続けると、根負けに近い形で参加を決意してしまった。*4
...などとここまで長々と書いておきながら、ちゃぶ台をひっくり返すような話ではあるが、書き残しておきたいことがある。
実のところ、ここまでの経緯は大体@mktakuyaと同じなんですよね!!
なので大体の関わり等はえむけーのブログを見てね!!
≒で通じるから!!
何故記事のリンクを張るかと言えば、同じ文章をコピペするのと変わらないから!
ちょっと長くなるから注釈においておくね( ‘ᾥ’ )*5
- 電撃作戦
ハロウィーンの後、学校の先輩や及川さんからSNSを駆使されて誘われて、電撃的に参加表明をして、逆求人に登録し、時間いっぱいかかりながらもプロフィールを作成する...というところで少し手が止まる。
「当日PRするスライドも作って、よしんばPRできるブツがあればもってこい」と逆求人内には書いてあるのだ。
これが中々につらい。
実のところ、自分は一応進学希望ではいるのだ。希望する職種とか、この歳になってもはっきりしていない。
進路ガイダンスなどでアピールされてしまえばそっちに靡いてしまいそうなくらいだ。
しかも、他の参加者の高専生とは違って、実物の開発を行ったことがなく、簡単なゲームひとつも自作したことない。
なんで情報工学やってるんだろうって結構自問自答した。
その末、とりあえず物はないから『企業の求める人材や、実務している人の未来予測等々を根掘り葉掘り聞き出そう』と、間違いなくスタンスがおかしいが気にしないことにした。
つまるところ、『就職する意思が希薄なのに逆求人に参加した』ということ。
参加してみたら『就職先は確約されているのに逆求人に参加した』という方もいたからまあいいんじゃないかなって、無理やり自分を屈服させている。
そんなこんな滑り込みでプロフィールを更新し、前日まで授業を受けた。
ごにょごにょやって両国のフライドチキンホールKFCホールにたどり着き、
イベントスタート。
- 面接
最初はお隣の(とある会社と)相思相愛ラブラブカップルな「私のこと覚えておいてください」さんと面接練習。*6
やっぱり自力で作った作品があると自己表現が力強くできると痛感。
それから、そのもうひとつ向こう隣に座っていたシティボーイさんとも面接。
「このワードで検索かけると、最初にwiki、次に僕の書いたエントリが表示されます」
とかインパクト絶大な切り出し方で、技術力の高さも見せつけられた。
これは自分が僻みそうでプロフ書いているときよりも辛かった。
つくづく技術的な話ができない自分の技術力の低さに心折設計。
意気消沈していたが、スタンスを思い出して、自分の屑っぷりは棚に上げて、企業さんの御高説を拝聴する構えに移行。
『あなたはどんなものを作りたいですか』と質問されたととき、そこで自分の進みたい業界が少し見えた気がした。
今回の逆求人に参加した企業はどちらも自分が作りたいものとは方向性が違い、企業のマッチング度でいうと、どちらの企業の担当者様がいらしても、ここばかりは合致しなかったと思う。
逆に、進学志望の理由はその点にあるので、進学する理由を聞かれたときは迷うことなく答えられた気がする。そもそも訊かれていなかった気もする。
技術的な話ができず、企業の方が思い通りの話を聞けたかどうかは全く駄目だと思った。
- 懇親会
懇親会で指定された卓がすごかった。
最東北端の北海道は釧路から、最南西端の沖縄は辺野古まで、東京と石川、新潟だったような日本海側の高専生が集まって、日本の縮図が出来上がってた。
逆求人で釧路高専の人と話したけど、向こうではパソコンが物理的にフリーズすると聞いた
— おりさの (@orisano) 2015, 12月 25
自分の作りたいものに関連するお話で、ITから思いっきり遠ざかった話を受けてくれた方がいた。ITの話をせずに申し訳なかったと思ってる。
- 評価シート G-Value
終わった後、面接していただいた企業様から評価シートをいただいた。
評価方法などは知らずに参加していましたが、自分のシートを見たとき、納得の評定がつけられていた。
- 参加した感想
力不足を参加する前から痛感していたので、お誘いを受けたときは驚いた。
参加しても、自分に何か得られるものはあるのだろうかと不安でいっぱいだった。
それ以上に、おいでいただいた企業様に何を見せて、何を伝えればいいのかわからなかった。
参加して、一方的に得るものを得て、何も差し出さずに終わってしまったのではないかと今でも思ってる。
今回の逆求人に、自分で満足できる自分を持っていけなかったのが一番悔しい。
あと、全員分の名詞を集めたと思っている方に名詞を渡せなかったのが申し訳ない。*7
嬉しかった点は、シティーボーイさんに今開発中のシステムのヒントをもらえたこと。
ありがとうございます。
及川さんとかしおみさんにはど深夜にまで及ぶほどの低能っぷりに付き合っていただきましてもう何をすれば許されるのやら。
とりあえず許してください!なんでもしますから!大昔の約束も条件が満たされたら果たしますから!
- 逆求人のPR
こんな糞みたいな畜生でもお誘いをかけてくれる神様のようなイベント。
余裕を持って参加すれば、サポート担当の人が面接練習でもPR資料の添削でもお悩み相談でもなんでもやってくれると思う。
交通費支援も出るし、差し出せるものがないのは失礼だと思うが、得られるものは何かしらある。
目標を持って参加すれば、間違いなく自分の糧になる。
差し出せるものが何もなく、大変失礼いたしましたことをここにお詫びします。
- 今後の活動
糞な自分を捨てて、もう一度逆求人に挑戦したい。
以上、読み手に不快感を過大に与える稚拙な羅列をご覧いただきありがとうございました。*8
*2:
*3:
*4:
*5:実際、逆求人の会場でえむけーと年内3度目くらいの邂逅を果たしたときに、『僕の行くところに君が現れるのか、君がいるところに僕が現れるのか』と言わしめるほどえむけーとはあってるんだよ!
釧路高専の人と北海道で会うより東京で会うほうが多いのおもしろい。釧路より東京のほうが感覚的に近い。
— mktakuya (@mktakuya) December 26, 2015
このツイートは、 @kaito_nit 宛です!www https://t.co/7mWqs2p7F3
— mktakuya (@mktakuya) 2015, 12月 26
*6:ごめんね決め台詞と作った作品のことは覚えてて、外見もそれなりに覚えてるんだけど、覚えてって言われた名前を忘れちゃったごめんねごめんね
*7:
*8:追記:年内にエントリを投下できないあたり、自分の屑の程度が知れる。