勝手にっぽう19日目(2016/09/02)
テクノエキスポ二日目。午前中はテレコムテクノロジーの講義を受ける。
KMITLの構内には、電子商がいる。電子部品とかはここで買い付けるか、ここを通して発注できるみたい。これはいいと思った。工学系の人間は愛用するよね。
ただ、真空管などの高い技術力を要求する部品は、タイ国内で生産できないのでハンドメイドか輸入になってしまい、高度な実験ができないとうちの引率の先生が嘆いていた。
「カルピス」はわかるけど、「ラクト」ってなんだよそれと思って飲んでみた。
カルピスウォーターと同等の製品だった。日本の商品だとわかるように日本語表記もしているんだね。
本日の犬。
この日報では初登場の犬。初登場なこと以外は何ら変わらない野良犬。
講義のあと、BITECに行く予定だった。
お昼ご飯を食べるために、チューターの一人が住むマンションの食堂へ。
とても暑い日で、当然のように外気温+40℃。蒸し暑い。
-40℃には驚かないのだけれど、+40℃は辛い。死にそう。
マンションの食堂は...というか、エアコンついているところの方が少ない。
壁に備え付けの扇風機が首降ってるだけ。タダで氷水飲めるだけマシ。
文化の違いとかそういう話の前に、釧路民は暑いと死ぬ単純な生き物なの‼
タイ初スズメ。当然のようにおこぼれ目当て。
鳥には熱中症とか脱水症状とかないのかね?あの分厚い羽毛に包まれてるのに。
お昼ご飯。とてもシンプル。目玉焼きを油で作るからギトギトなのは仕方ないね。
その分、お肉には胡椒が効いたさっぱりした味つけ。おいしい。
テクノエキスポに行くと、日泰交友の記念講演が行われていた。
記念撮影。出川みたいな忍者と、鰻と桃だったかな?を合体事故フュージョンしたマスコットキャラクター。名古屋にいそう。
自動演奏は今日も集客頑張っています。
このアングル比較的気に入ってる。
このテクノエキスポ、驚きのポイントが、「どちらかというと顧客のターゲットは大学進学を目指す中高生」というところ。来場者のおよそ7割はティーンエイジャーだという。大人たちもくるけれども、改めて会場を見回すと、企業向けの小難しい話をして、営業活動もして、新規顧客ゲットだぜ!と意気込んでいた日系企業の空振りっぷりがちょっと悲しそうだった。
ブースを覗いていたら担当者がタイ語で話しかけてきて(テクノエキスポ参加に際して、学科のユニフォームTシャツを貰って、それを着ていたからKMITLの学生だと思われたのだと思う。そうなんだけれども。)。
「あ、日本語でいいですよ」→「日本語がわかるのですか!凄い学生さんですね!」→「僕、日本からKMITLに留学してるんです」→「え、日本人なんですか!タイ語できるんですか...」
てな感じの会話を幾度となく繰り返した。
ドライカーボンの製造業者が顧客獲得を目指して乗り込んできていたけど、タイではまだその需要が産まれるほど工業が成熟していないなーという感触。
展示用に作ったドライカーボンの日本刀とヴァイオリンが人気で、むしろそれの買い注文がいくつか入ったようだった。
値段は一振り30万円以下。小太刀なら20万円程度で作れるそうだ。
普段は電線のトロルの被膜と航空機のカーボンパーツを作っているそう。需要あるのか聞いたら、トロルは定期的に交換するから安定して注文は入るそうだ。しかし、それ以外の注文がないと過剰設備の負担が辛いとか。生産能力には余力が十分にあるらしい。
ドライカーボンの日本刀、かっこよかったから写真撮っとけば良かった。後悔。
色音をいろいろ変えて演奏する。こっちも当然自動演奏できるからしてる。
ふと気が付いたのでキーボードの写真を撮る。
タイ語は文字のパーツが多いのに、よくまあUSキーに全部割り当てたよなあと。
ハングルとかと同じように、文字のパーツを組み合わせて入力する。
再びAAAの飛行機。
KMITL(ラートクラバン校)とKMITD(ドンムアン校)はどちらも空港に近い所にあり、滑走路を使ってテストフライトすることもしばしばあるそうだ。
シミュレーターだけではなく、実機でも訓練できるので、航空系の企業への就職などは成果が高い。
そんなこんなでまた会場を回っていると、五時くらいからステージイベントが始まった。
会場内で見物している中高生やキャンギャルを捕まえてなにかやりだした。
真ん中のメイド服みたいな括弧してるおねーさんはレッドブルのキャンギャル。
まあこの所作からどんなステージイベントだったかは察してください。
意外と日本のサブカル流入しているんですね(遠い目)。
むしろ、アキバ系メイドを起用したレッドブルのCMとか見れるのほんとタイならではだと思うの。
三つ折りで伏せてるメイドさんの大胆に開けた背中を真上から見下ろす興奮したおっさんの顔をドアップで拝めるエナドリ系CMが見られるのはタイだけ!!!!!!!
...さあ次だ次。
自動演奏するピアノの下部。
意外とシンプルなもので、スピーカーとか油圧シャフトがついているくらい。
音はちゃんと鍵盤から出てるけど、バックコーラスとかほかの楽器の音色とかはスピーカーから出す形。
設定いじって終始「Let It Go」演奏させ続けた。
キャンギャルダンスのあとは、誰かよくわからない歌手がギターソロライブを延々とやってた。チューターに聞いても「彼は有名ではない。僕らも彼を知らない」と言ってるからいよいよ誰だお前状態。
このあとテクノエキスポは日曜日まで(つまりあと二日)続く。
日曜日には、教授がタイで人気の歌手と一緒に子供たちにピアノの演奏を教える特別授業が行われ、人でごった返す事態に。
イベントの後は、歌手がうちのブースでサイン会とかピアノ演奏会とか行ったから、違う意味で忙しかった。
晩御飯は皆で食べた。
どこかの河川敷のお店。
5日目に歩いて帰った道すがらにあるお店だということはわかる。
本日のいっぬ。
お店の中で寝てたやつ。
竹筒に入ってるご飯が出された。固い。炊ききれてない。
晩御飯を食べてる時点で夜7時半(日本時間9時半)。
眠気と戦いながら食べた。味は見た目通り。というか8割肉。
皆で「おいしい?」「辛い!」とか言いながら食べてたから楽しかった。