勝手にっぽう28日目(2016/09/11) + 29日目(2016/09/12)
最後の日曜日。
またショッピングに繰り出す。
タクシーを捕まえて行き先を伝えて交渉するまでが私の仕事。
英語で話し、タイ語を理解するというやり取り。
うまいこと行き、Latkrabang駅へたどり着く。
国鉄はいつも通りスルーして、ARLでパヤタイ駅へ。
珍しく、下りホームで列車を降りる。
いつも帰るときは夕方とかで、上りホームから乗っていたからそりゃそうだ。
ARLは駅にナンバリングされていて、スワンナプーム駅(空港)が1番、パヤタイ駅が8番と設定されている。
料金計算は最初の1区間は15バーツ、以降1区間5バーツ増というシンプルなもの。
ラートクラバン駅は2番目なので、料金は40バーツなのだ。
写真の車両はノンストップ専用車両だが、現在はノンストップ列車の設定がない。
詳しいことはwikiを見てください。
しかし、運賃150バーツとか割りに合わな過ぎて乗らんでしょ多分。
パヤタイ駅は、国鉄東線では停車場という扱い。二等駅ですらない。
その話は最初の方でしたので、実際の写真で見てもらおう。
写真の高架柱は延伸予定のARL。つまりパヤタイ駅のホーム。
写真の位置はコンコース。
停車場は線路のある部分。
ホームに洗濯機があったり、民家に直結していたり、パークアンドライドどころの話ではない。犬もいたりする。
また初めてのデパートに突撃する。セキュリティチェックも慣れ切ったもの。
屋内に和風のテイストすげぇと思ったけど...ここ、トイレです。
今回行ったデパートは、フロアごとに世界各国の都市風景を再現している。
東京とか、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、などなど。
お店まではお国柄で統一できてはいなかった。仕方ないね。
どこの都市をモチーフにしているでしょうか?クイズです。答えは自分で訪れてみて。
フロアぶち抜いて橋がかけられている。どうやってミニカー配置したんだろう?
普通に乗ったのかな?下まで吹き抜けだから中々怖いぞよ?
お昼ご飯はいろいろ見て回った結果、ラーメンに。
とんこつラーメン。日本式だからおいしい。日本米うまい!
ぼく「明日帰国するってのに日本食食べちゃってますね...」
H氏「じゃあピザクレープ*1でも食べるか?」
ぼく「うん、日本食最高ですね!」
日曜日は掃除したり、街角で祈祷したりと、意外とタイ国民は忙しいのかもしれない。
最後はいつものMBK。
ここで私はスマホを買う決心をようやっとした。
通話用に買った現地キャリアのフィーチャーフォンは、英語設定だし、当然日本では使えない。
各ショップを回りまくって、スペックと値段を比べまくった。
行きついた店がここ。
サントスの店。
最初はXperiaのXモデルを希望したけど、値段がとっても高い(5000バーツほど)のと、
ハイエンドモデルからグレードを落としてもできなくなることは少ないので、
Samsungの爆発しない(多分)方の A9 2016モデルを購入。サントスおすすめ。
値段交渉の末、1400バーツ(日本円で約4200円(!!!))で購入。
ありがとうサントス!! ขอขอบคุณสซานโตส
色は黒。
在庫がなくてよその店から貰ってきたから、お店の在庫は確認するだけ無駄骨だよ。
価格交渉は3割引けたら脱初心者、5割引けたらチキン、6割以上値引けたらお上手よ。
トラブルなどのリスクも当然あるから、ここは勝負所。
A氏はムエタイパンツを1000バーツで買ってたよ。
お土産用にブラックユーモアにあふれるTシャツを、これまた値段を比べまくって99バーツで買いそろえる。お金はA氏と折半。
これはアカン。NINTENDOが数珠売るわけないやろ。法務部が出てくるぞ。
買い物はすべて終了!
さらばだタイ!
セグウェイとかなんか電動二輪買っておけばよかったと後悔してる。
タクシーもこれが見納め。
乗り合いタクシーも今日で乗り納め。
エアコンのきかない熱い部屋とも、甘すぎるお茶とも、うだるような暑さとも。*2
タイのセブンイレブンは、nanacoのような電子決済がなく、代わりに切手状のポイントを集める。
1ポイント = 1バーツ としても使えるし、貯めたポイントでグッズと交換できる。
LINEの普及率自体はFacebookに負けてる。
翌日。
帰国日。
にゃーーーーーーーーーーーー(社会性フィルター)ーーーーーーーーーーーーん
有終の美
おしまい*3
勝手にっぽう27日目 (2016/09/10)
終わりに近づいて、書くこと少なくなると思った?
まだ減らねぇんだよ、減らず口がよぉ!!
というわけで、引率の先生の配属先の教授の知人だかお兄さんだかという関係の人に、バンコク市内を案内してもらうことになりました。
そういえば買い物でしか行くところに行ってない。
20バーツの新旧紙幣。人物は同じ代の王様のよう。違うのかもしれない。
多分、代替わりするごとに紙幣刷りなおしているのかな?詳しい人教えてください。
安心安全な法人タクシーで、KMITLからLatkrabang駅まで向かう。
安心安全な法人タクシーには、ちゃんとドライバーのライセンスと
料金表と
適正に取り付けられたメーターが完備されてる。
このメーター、走行距離も表示してくれる。日本のタクシーも距離示してくれればいいのに。
Latkrabang駅は、Suvarnabhumi駅(スワンナプーム空港)の一つ前の駅。
駅の上を飛行機が通過していく。その写真は既に撮った通り。
PayathaiからBRTに乗り換えて、(確かまた乗り換えて、)川っぺりの駅へ。
橋と橋の間に線路を敷いたからか、複線の路線なのに駅の前後だけ単線になっている。
下に降りると、船着き場だった。ここから水上バスで川を登っていくそうだ。
この川は、バンコク市内を縦断する大きな川。観光パンフレットにも載ってるから来るのは簡単。
対岸は高層マンションがいっぱい。
川の水は、日本のように澄んではいない。
入水したらまず体が大丈夫じゃない。死んでもおかしくはないんじゃないかな?
船の旗色で行き先を判別できるみたい。
乗船料は16バーツ。
水門の近くに大量に流れ着いた水草が。
聞けば、「川に流出した化学薬品を中和するために投入したが、現在は繁殖しすぎて新たな悩みの種になっている」そうな。
根本的な水質改善を試みたらどうだったのだろうか。
川沿いから上陸できる施設とかもある。
船着き場もいたるところにある。
リバーサイドホテルもある。でかいぞ~。
フランス領事館。・・・っぽい?
川を上って王宮付近に。
観光客を狙ったスリや詐欺が横行しているから、「誰も信じないで行動してください」と音声案内が。
お兄さんから「好きに回っておいで」とほっぽり出されたから、王宮外周をぐるりと。
王宮の屋根
中には当然入らない(お金かかるし)
タクシーもぞろぞろいる。
トゥクトゥクの陰になっているタクシー以外のタクシーは、全部個人タクシー。
どこか駅の近くでタクシーを借りてきただけの素人ドライバーもいるから要注意。
個人タクシーは適正料金で乗れないから、価格交渉で勝つ自信がなければ辞めるべき。
所変わって入場料100バーツ払ってみる涅槃仏。
後頭部の枕。
足の裏とかいろいろ模様が凄い。が、人の形には少し届かない。
というか作りが平面的すぎませんかね。
水上バスを降りたところまで戻り、そこからわき道をどうこう歩いて対岸に渡るための渡船に乗る。料金は3バーツ。
対岸のお寺へ。入場料50バーツ。
国民は無料だそうだが、挨拶くらいならできるからタイ人に化けられると思えてた。
お兄さんが境内に生えている岩と植物で表した小山のそばから、とても小さな木の葉を摘んできた。とっても苦くて、この後お昼ご飯を食べてもしばらく口の中は苦味一色だった。
歴代の国王が建てた塔。
特徴的なのは、セラミックで覆われていること。
陶器の破片で作られている。
西洋製の壊れた壺などから材料を調達したそうだ。
何より色あせない。剝げ落ちるけど。
仏像の説明もお兄さんがしてくれた。
造形としてはあまり人間味のない立仏像。
あと日本ではなじみの薄い両手の形。
写っているもののほとんどがセラミック。
屋根は象と不死鳥と蛇をあしらっているらしい。
手前から二体目の仏像の鼻がとても高い。
でかい。でかい。涅槃仏よりは小さい。
お寺の宿坊も見学した。一週間ぐらいで修行僧が入れ替わるそうな。
タイでは子供の間から坊主として寺に入れる習慣がある。
子供でも僧侶なので、女性は接触することも許されない。
でも仏教以外のことは学ばないそうで、数学とかはからきし。
僧侶だって理数系の勉強は必要だと思うんですが。
唯一神教とかだったら、「神の奇跡」で全部片付けられるけど。
お昼ご飯はコンビニの前(というか敷地のへりを勝手に使ってる)で構えてる露店。
得体のしれないウインナー。まあうまい。
得体のしれない麺料理。スープに豚の血を使っているみたい。
テーブルの野菜は自由にトッピングして良いそうなので、味を紛らわすために大量に入れた(真ん中)ら、引率の先生が「不衛生じゃないか?日本の野菜ほど綺麗ではなさそうだぞ」っと心配してきたが、「豚の血のスープを飲んで何を今更」と割り切った。
再び川を渡って、王宮近くに戻る。
水の濁りっぷあい(なんだこの日本語は)は見ての通りで、入水したら溺死以外の要因で死にそう。
川を行く船も、車のエンジンを取り出してきたような低回転高トルク。
エンジンからシャフトが伸び、プロペラが水につかっているだけで、エンジン付きオールで操舵する、シンプルな構造をしてた。2ストローク。
また別のところ。
入場料50バーツ。
確か仏舎利塔。(間違っている可能性大)
でかい。模様が細かい。
個人的には仏像よりも感動した。
こちらの塔は修繕工事中だったようだ。
布の意味あんのこれ?(局所的な落下防止程度?)
半分膝立ちで支えるのはとても辛そう。
この塔もセラミック。
この写真から、塔の大きさと段差の大きさがご理解いただける。
バリアフリーなぞ〇〇。
歴史的な建造物にエスカレータやエレベータを取り付けるのはどうなのでしょうね。
バリアフリーという観点からは評価されるでしょうが...どうでしょうね。
仏陀生誕の時。
さすがに産まれたときから螺髪ではないだろう。たぶん。
また船着き場まで戻ってきた。
観光地域だからか、バイクタクシー乗り場があり、担当ドライバーの一覧もある。
ご指名できるのだろうか。
ここから我々はある種恐怖のバスに乗る。
乗り場に時刻表などなく、
バスが行き先を示しているわけもなく(記番号のみ)、
バス停に寄り付けず(タクシーとトゥクトゥクが邪魔)、
客がいても止まらない(乗り込んでる最中なのに動き出す)。
さすがに車体を蹴りつけて"動くなまだ全員乗ってない"と言いました。
こっちはまだ片足地面についてんのに動くんだぜ。
車内はこんな感じ。ドライバーと添乗員(写真中央奥)が乗っており、添乗員に運賃を払う。
前乗りとか前払いとかそんな概念ない。
添乗員がこっちに来たら金を払う。
料金はわからない。引率の先生がまとめて払ってくれた。
このバスは、なんとプライベーター。
交通会社が定めたバス路線に便乗して走らせているだけ。
エアコンとかも当然なく、当たり前のようにエンストする。
途中(意図的に)居眠りしてたが、動く気配がない時間がとても長かった。
どこかのバス停で降りて、そこでお兄さんの観光案内は終了。
そこからパヤタイまで延々と歩き、涼しいARLに乗って帰る。
ラカバン駅で撮った。
手前の屋根は駐車場。
国鉄のホームから駐車場へつながっており、ファミリーマートへショートカットできると気が付いたのは、あの夜歩いてからしばらくした時であった。
遠回りさせたgoogle先生許さん()
勝手にっぽう26日目 (2016/09/09)
朝起きて、アイストースト食べて、オフィスで研究やってた昼下がり。
教授からご飯に誘って頂いたので、教授の車に乗っかる。
Latkrabang駅まで来た。
実は、今日はドンムアン校から、東海大学の教授がお越しになっており、そのお出迎えも兼ねてのランチだと言うことだ。
ご挨拶を済ませ、教授のおすすめのラーメン屋さんに向かう。
鴨肉ラーメン。おいしい。
お店の雰囲気はこんな感じ。親愛な王国民という感じ。
KMITLに戻ったら、教授達は会議に出るため一旦お別れ。
研究も終わりを見せていたので、チューター達に会いに講義が行われている部屋へ。
講義は今こんなことをやってた。
こんな風に講義受けてる。
この後、記念撮影をしてチューター達とはお別れ。一か月ありがとう。
教授達ともお別れの挨拶をした。
「またすぐ来いよ」と言われた。
「思ってるよりは早いかもしれない」と答えた。
晩御飯を食べにカフェテリアへ。
今日のいっぬ。
カレー食べてても起きない。
アイストーストまで食べても起きない。
人が飯食ってるテーブルの下でずーっと寝てた。
これでKMITLでの留学生活は終わり。
後は土曜日と日曜日。月曜日には帰国の途につく。
勝手にっぽう25日目 (2016/09/08)
朝起きて、いつものアイストースト食べて、オフィスで研究。
これが本来の留学なのだが*1、特筆することが何もない。
お昼ご飯はいつものカフェテリア。
ちょっとお高いかつ丼を見かけた。
写真を見る限りだと、比較的かつ丼に近い。
この写真を撮って、店員に写真を見せてオーダーする。
調理に時間がかかるから待っているように言われて、待つこと10分くらい。
これはまともなかつ丼(に見えるように錯覚するほどにはタイ料理に慣れてきた)。
美味しい。葱うまい。サクサクしてる。
午後もまたオフィスで研究。
特筆することもない。
晩御飯はまたアイストースト。
暑いし、20バーツだし、うまいし、病みつきだね。
その日の夜のこと。
で、出たー!!
日本のやつよりでかいが、動きが緩慢で、体位が返ると自力で復帰できない奴だった。
塵取りでさっと掬って袋に入れて捕獲完了。
今日は木曜日なので、Gを捨てに外に出るついでに木曜市場にいく。
木曜市場は寮の前なので、線路を挟んだ向かい側の道路にはたくさんのバイクが。
で、線路を越えていかねばならないのだが...
KMITLのあるラートクラバン地区は、湿地帯なため、線路脇は沼地。
橋を渡って...
踏切も大学の中央辺りにあるが、みんなここを渡る。
日本だと違法です。
線路を渡るなんて、タイ国鉄は全線非電化だし、スピード遅いし、まあやるよね。
動き出した列車も駆けよれば車掌が止めてくれるよ。びっくりだね。
まあ便利かと言えばそうでもないかもしれない。
先週のおいしい肉串屋がいないか探し回ったけど、いなかったので戻ることに。
帰りがけのセブンでまたシュガークリームサンド買った。
ちょっと焦がされた。
(本文ここまで)
勝手にっぽう24日目(2016/09/07)
前日夜、国際部の人が部屋に訪れて「明日朝国際部に来るように」と連絡してきた。
修了証の授与式を行うそうで、朝からスーツを着る。
この日のためだけにスーツ持って行ったのだ。一か月の内の僅か数時間のためだけに。
朝から呼び出されたので、パンプキンケーキを振る舞われた。
なぜこんな微妙な日(水曜日)に授与式を行うのかというと、東海大学の学生さんたちの帰国予定に合わせて開かれたである。
東海大学の学生さんは、Ayutthayaに一緒に行った程度で、配属先が被った人とかは一人もいなかった。
KMITLの副学長、各指導教員、東海大学と釧路高専から派遣されてきた教授、そして我々派遣留学生の全員が感謝のメッセージを述べ、修了証を受け取り、記念撮影をして一段落。
一度官舎に戻って平服に着替え、お昼ご飯に行く。
特に食べたいものが思いつかず、リピートカレー。
オフィスに向かおうとしたら、また一年生たちがぞろぞろ歩いている。
何をするのかはわからない。
オフィスで再び研究を行い、あっという間に夕方に。
晩御飯を食べに再びカフェテリアへ。
カフェテリアのメニューはこうやって英語表記の案内もある。
が、店員が英語を理解できるとは限らないので、食べたいメニューの写真を撮って、その写真を見せるのが手っ取り早いと気づいたのが、かつ丼を食べたいときだった。
大学構内だが、日本と同じように部外者が入ってきて食べることもできるようで、子供が晩御飯を頼んでいた。
まだ今日のアイストースト分を補給してなかったので食べる。
で、晩御飯はセブンイレブンでスパゲッティチャレンジ。
なんか違う。スパゲッティをつけ麺感覚で食べるのは何か違う。
でもミリオンチャレンジよりましだった。
やっぱり甘いお茶。
OISHI GREEN TER とあるのに、 KYOHO GRAPE FLAVOUR とはこれ如何に。
東南アジアのお茶は基本甘い。
勝手にっぽう23日目(2016/09/06)
眠れないのである。
なぜか。
エアコンが効かないのである。
扇風機もないから女子寮より寝苦しい。
10時前にはベッドインしたのに、夜の2時を回っても暑くて眠れない。
うだる中、大学の無線LANに接続する。
無線LANの話をしていなかったが、対面式の時にSSIDとパスワードは貰っていて、それでインターネット環境はなんとか保てていた。
しかし、夜6時~深夜2時あたりが、速度が出ないどころかネットワークからはじかれてしまう。
つまり、授業を受けている間ぐらいしかネットワークを使えない。
しかも、講義棟ではネットワークにアクセスできないので、授業中に週報とか書いても、日本に送る手立てがなかった。
週報の遅れは当然怒られた。他の人たちはネットワークが使える時間には戻れるか、配属先の研究室のネットワークから週報を送信したようで。あるいはプリペイドSIMを買って、テザリングしていたとか。
振り返ってみると、女子寮から出るまでの三週間、結果的にはネットワークから隔絶された生活を送っていた。携帯もタイのキャリアのフィーチャーフォンを2週目の土曜日に買ったくらいだ。
ニュースもわからない。暮らし始めて三日ぐらいでさすがに辛くなったので、スマートニュースをタブレットにぶちこんで、日中はネットワークにつながる女子寮に置いておき、帰ってきてからニュースを見た。これしか情報源がなかった。
さて、この糞暑い夜中にネットにつないだのは、遅れていた週報を送り、帰国後に出来ればいいなと思っていたインターンのもろもろを進めるためだった。
結局寝ることができたのは朝4時くらい。
タイの日の出は朝6時くらいなので、まだ暗い時間には眠ることができた。
しかし、当然のように暑いから7時には起きざるを得なかった。
朝からアイスクリームかよと思われるかもしれないが、糞暑いのでこんなのでも食ってないと朝から元気になれない。お店のお姉さんに頼んでから財布を持ってくるのを忘れたことに気づいたときはとても辛かった。
その時のお昼ご飯はチューターに財布忘れたって泣きついてお金貰った。乞食。ありがてぇ。
↑前日のカレーがおごってもらったメニューだったはず。
さて、報告会の時は研究内容の説明を伏せていたが、さわりの部分は話すとします。
音響工学系の学科ではあるが、Dr. Pitak の専門は波形解析。
波なら全部解析する。
で、研究内容は、一言で表すと「少ない標本で有意なデータを得る」こと。
この手の解析にはお馴染みのMATLABを使う。
仕様書をもらった。見るからに当然である。
仕様書かと思っていたが、読み進めると教授の研究論文も合わせてあり、
タイ語の分厚い紙媒体を読むのに相当な時間を費やした。
短すぎる睡眠も祟って船をこいでいるところを、別の教授に激写されまくった。
帰国後LINEで送りつけられてぐうの音も出なかった。
この辺りから、読み書き喋りはできないけど、聞くことはにわかにできるようになってきた。というか、相手が何を言いたいのか察することができるようになってきた。
なので、タイ語で聞いたことを英語で返すコミュニケーションができるようになぅた。
英語がわからない人はダメなコミュニケーションだけど。
タイ語配列キー。
いろいろキーボード押下して、文字の法則を見つけようと悪戦苦闘もした。
これでもよくわからないと思う。
タイ語の文字を見ると、遠くから見たときの視認性がとても悪い。
文字の末尾をどっち向きに丸めるかでも別の文字になるのだ。
「め」と「ぬ」より紛らわしい。「カ」と「力」ぐらい紛らわしい。
これだけで話をすることもできないので、ヒントを下に乗せる。
これらは単語や文章の頭に来ることは絶対ない。むしろ語尾にしか来れない。
tキーの空っ風みたいな記号がその代表たる文字。
さて、先ほど教授は波なら何でも解析するといったが、最たる例を紹介すると言って、ポケットから拳銃を取り出して早速ぶっぱ。
空の薬莢と、薬室から取り出した弾を並べて、それから着弾した壁の穴を比較した。
「この穴がどの弾でぶち空けられたのかを調べるのが私と君の研究だ。」
その後大学の外へ連れ出され、いろんな薬莢を見てはぶっぱなした。
日本ではほぼめぐり合わない研究テーマだった。
音響工学系の学科に入って、銃ぶっぱなしているのだもの。
ちまちまMATLABを使いだす。初めて使うので初歩からちまちま。
教授は研究に当たって、FFT (Farst Fourier Transform)の使用を禁じてきた。
これはこの日の夜に引率で来た先生に対応策を伺った。
お昼ご飯は教授のおすすめのシーフードメニューをカフェテリアで教授達と一緒に食べた。
おすすめなだけあって、美味しかった。
いろいろ書き込まれているおかげで、タイ語以外の情報で内容を理解できた。
おやつはチューターに誘われたので、火曜日のマスタリングの担当講師と一緒に食べた。
チーズとフライドポテト。シンプルでおいしい。
日本のパフェを参考にしているスイーツ。日本のそれと比べると、生地が厚い。
晩御飯時には近くのカフェテリアが閉まっていたので、コンビニでサンドウィッチ。
クリームサンド。
コンビニで焼いてくれる。たまに焦がされるけど。
タイ人は「焦げた匂い」というものを知らないのかもしれない。
勝手にっぽう22日目(2016/09/05)
三度目の月曜日。
今日からAsst. Prof. Dr. Pitak Thumwarinに研究を指導してもらうため、チューター達とはいったん別れ、教授たちのオフィスに行く。いつもいる講義棟の二階にある。
犬たちにも顔を覚えてもらえたようで、餌をたかられるようになってきた。
でも頭を触らせてくれるようになった。でもでも撫でてると興奮するのやめて。
タイに犬猫の飼育文化があるかは未確認だったが、去勢をしないのはわかっている。
つまりは、そういうことだ。
教授たちのオフィスは、全員が同じ部屋にいるので、教授たちの相談や連絡がそれなりにスムーズに行われている。エアコンが効いていて涼しいのである。
あっという間にお昼になった(朝ご飯はアイスクリームトースト)ので、いつものカフェテリアに。
お店をよく眺めていると、 "Japanese Curry" を提供しているお店があった。
どちらかというとスープカレーじゃないかな?
タイカレーと同じように調理しているからか、水っぽい。辛くはない。
日本からカレールーを持ち出せる or 日系スーパーでカレールーを買って、現地人に振る舞うと喜ばれると思った。
と、チューター達と一緒にご飯を食べていると、五月蠅い連中がやってきた。
拡声器と打楽器で騒ぎ囃す。
隣と会話できないくらいうるさかったので、"Shut up! Be puiet!! Get out!!!" と一喝した。
退散していったあと、チューターに彼らの存在を訊いた。
「あれは一年生だと思う。先輩たちに自分たちを覚えてもらうためのパフォーマンスじゃないかな?」
チューターは耳をふさぎながら答えた。
KMITLの中では、昼夜問わずどこかで誰かが胡散臭い集まりを開いている。
夜な夜な踊っている連中や、宗教じみたことをやっている連中、部族の伝統行事の練習でもしているかのような連中...
講義棟のエントランスでやっていることもあれば、寮の中でやっていることもある。
二回目の日曜日にはサッカーコートに一年生がたくさん集まって何かしてたし。
ミリオンチャレンジやっていた時も、隣接する体育館で集まっていたし。
パノラマ写真また撮っちゃった。
午後もオフィスですずんでいたら、先輩から電話。
「引っ越すぞ」
実は寮に入ったころ、男子寮の改装工事の遅れの煽りを受けて、女子寮に寝泊まりすることになった我々留学生。
一度は部屋替えの提案を出されていたが、一度入った部屋と比べて、エアコンがないことは変わらなかったので、残留を決めていたのだ。
その後、テクノエキスポに言っている頃合いに、また提案されたのだ。
エアコン完備の職員官舎で最近まで日本人教師が入居していた部屋が、当人が半年ほど日本の大学に戻って講義を行うため部屋が空いたからどうだ、という具合だ。
エアコンがあるなら行くしかない。そろそろ女子寮生にもなぜいるのか怪しまれてきてることだし。
そして、前日の内に下見をしていたのだ。その時は寝室にエアコンを追加して、シャワーからお湯が出るようにリフォームしていたので、終わり次第転居ということに。
で、電装系の取り付け工事が完了したので、早速引っ越す。
オフィスを早めにでて、寮に帰る。
そういえば寮の写真を撮っていなかったので、いまさらながら撮った。
玄関入って横にあるスペース。ATMも設置してある。
屋根の下左にある機械は、飲料水を販売する自販機。2ℓ を7バーツで買える。
コンビニが700mℓ 7バーツなことを考えるととても強い。しかも冷えてる。
ただし容器は自前。
左の建物は男子寮で、トイレとシャワーと洗濯物の干場がここにしかない。
我々は女子寮の一番奥の建物に住んでいるので、毎日ここまで来ないといけない。
毎日というか、普通にトイレ遠い。
トイレも、下水にトイレットペーパーが流せない。
ウォシュレットを通り越して、シャワーがついてる。とても不便。
”不便も文化だ” と言われて送り出されたけど、この不便は文化じゃない。
これはインフラの問題であって、タイ人のお尻文明とは無関係な不便だ。
床は濡れるし、シャワーでお尻洗ったら拭かなきゃいけない。衛生的でもない。
そんでもってお尻が清潔になるともいかない。うーんこの。
家具が軒下に出されてる。改装工事で部屋から追い出されたっぽい。
寮の中のカフェテリア。英語が通じる数少ない所。一週間前には日本語表記のメニューを作ってくれた。
日本語のメニューがあるお店だよ!チャーハンが12通りくらいあるけど。
”これより先女子寮 男子学生の侵入を禁ずる” みたいなことが書いてある。
当然、我々はこの奥に進む。一番奥だ。
我々がこの日まで暮らしていた女子寮。
一階の空き部屋に住んでいる。
防犯の兼ね合いで、女子寮生は皆二階より上に住んでいる。
ここに一時的に男が住むもんだから、頻繁に警備員が見回りに来てた。
我々も最初は女子寮生へ気を使って、服を着て寝ていたけど、暑さに負けてパンツ一丁で寝るようになった。カーテン閉めてはいたけど、うっかり覗かれちゃう。
部屋の間取りの話もしたいので、その話は後で。
一文字も読めない。
寮から出ていくので、寮のカフェテリアで食べる最後の晩餐となる。
フライドチキンとフライドエッグ。美味しい。
KMITLのカフェテリアで一番おいしいのかもしれない。
研究室の場所の関係で、A氏とS氏は、この後も最後までこのカフェテリアで三食食べたそうだ。
引っ越した。こっちの間取りも後で。
寮にいるときは二人一組に分かれていたが、ここでは四人で同じ家に入る。
で、ベッドが足りず、一人はマットを床に敷いて寝ることに。
そして...
二人はダブルベッドに寝なければならない。ホモォ。
じゃんけんの結果、僕が別室のシングルベッド、S氏が床マット、A氏とH氏が愛のダブルベッドになった。
別室に入って早速エアコンをつけ、快適に寝られる!
果肉入りジュースを飲んで、意気揚々と眠ろうとしていた。