東北海道IoTハッカソンでkintone様にお褒め頂いた #道東IoT
#道東IoT まだ誰もブログに書いてハッカソンを終えてない(当社調べ)ので、今ならまだ一番乗りできる(当社調べ)ゾ! #kushiro
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年5月4日
という訳で一番乗り目指して頑張るゾイ*1。
まずは説明
道東IoTとは一体何ぞやという説明をします。
east-hokkaido-iot.qloba.com
東北海道IoTハッカソンとは、「釧路市民が人に言いたくなる!話題のサービス!」というテーマを掲げ、地元民に認知してもらうことができ、かつ地元民が周知したくなるようなサービス(ツール)を開発しようぜ!というイベントです。
ジャンルは観光・交通・教育・漁業・農業・環境・防災と多岐にわたり、地域活性化につながるアイデアをカタチにしようぜという趣旨です。
参加者は、釧路市内在住者のみならず、関東・関西地方からも訪れていました。
LCCのPeachが今年8月には釧路に就航する(というリーク(?)を受け取った)ので、釧路に観光客が大勢訪れるぞと観光協会などは諸手を挙げて喜んでいる(らしいの)ですが、一方でこの状況を危ぶんでいる方々もいて、今回のハッカソンでもその状況を打開すべくやる気に溢れている方がいました。
参加ログ
で、参加初日ですが...
今日のイベントギリギリのギリに着きそう
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月27日
始発のバスで会場向かってたんですけどね。
始発のバスですら集合時間に間に合わなさそうなの田舎過ぎるでしょ(暴言)。
あ無理だわこれ
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月27日
途中で下車するお客さんの行動を見たときに悟った。
なので、「おくれりゅ~💦」と連絡したら...
電GO的にはガメオベラ
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月28日
結果:会場を出発した貸し切りバスを途中でヒッチハイクすることになりました。
よろしくお願いしまああああす!!! #道東IoT
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月28日
ハッシュタグ一番乗りは達成したゾ。
ノロッコ号運行開始。
午前中は、フィールドワークとして、実際に観光地に赴いてその歴史や問題点を洗い出していきました。
これは細岡展望台です。釧路湿原の低い方(または東側)の展望台。
#道東IoT
次に、鶴ヶ岱公園で鹿によるチューリップの食害の現場を見学。
バスガイドさんが何とかしてほしいと切に願っていた気がする。
毎年5月下旬にチューリップフェアを開くので、是非訪れてみてください(唐突な宣伝(非関係者))*2
www.gutabi.jp
www.jalan.net
そのあと、石川啄木の資料館である港文館を訪れた。
資料を読んでいると、石川啄木の短い人生の中で一番多く詩が詠まれた街は釧路であるけども、果たしてそれが釧路と啄木の双方に対して良きことであったかはとても疑問であった。
バスガイドさんは石川啄木が果たして性根の腐った男であったか再考するまたとない機会だみたいなニュアンスに近いことを言っていたような気がしないでもない。
ここでバスガイドさんが2回出てきたのでバスガイドさんの説明。
衛星バスという、観光バス専業のちょっとレアなバス会社。
専属のバスガイドさんが大勢所属していて、自社の観光ツアーなどには全てガイドさんが添乗するそう。
バスガイドの育成に力を入れていて、ガイドさんたちは道内179市町村を動きまくっているそう。
会社の慰安旅行などで北海道を訪れる際や、観光ツアーの利用を検討している際などはぜひどうぞ。
www.kushiro-eisei.com
閑話休題。
お昼になったので和商市場でお昼ご飯を食べてフィールドワーク終了。
#foodporn #lunch #飯テロ #ランチ #昼食
勝手丼はネタを選ぶのに時間がかかると判断し、かみこみ豚丼とみつおさつをいただきました。
和商市場の中にある喫茶ポラリスでは、鹿肉バーガーや、
エゾシカ肉バーガー#foodporn #lunch #飯テロ #ランチ #ハンバーガー #🍔
スノーアイス(なんか名前があったはず)なども食べることができますので、勝手丼以外のご飯も楽しめますよ。
#icecream
午後からいよいよハッカソンスタート。
#道東IoT #kushiro LTあるある:スライド今できた
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月28日
最初はアイデアソン?チーム内でアイデアを出す。
今回はアイデア勝負ではなく、実機によるデモンストレーション勝負になりそう(というかハッカソンだから完成させなければ)なので、ある程度まとまった機能が出揃い次第開発スタート。
Milky Crownのアイスクリーム!なんとサービス品!
ハッカソンにMilky Crownさんがソフトクリームを布教?散布?しに来ていたので、もぐもぐタイム。
www.milkycrown.com
普段は札幌や釧路のイベントや移動店舗で食べられるので、北海道来たらぜひ食べて。
#icecream #softcream Milky Crown #kushiro #道東IoT
食べて。
Milky Crown の #softcream #icecream #道東IoT #kushiro 本日3,4個目
どんどん食べて。(2日目)
2日目の朝に蝦名市長が激励に来るなどしながら、ハッカソンはあっという間に時間が経った。光陰矢の如し。
開発が始まると、私のチームの6人は、kintone周りを整えてデータの受け渡しをできるようにする2人組と、Arduinoで各種センサの値を読み取って送信出来るようにする2人組と(私ここ)、全体の仕様などを把握しつつ、発表のためにスライドを作る2人組に分かれて並行作業。
Arduinoからセンサの値を読み出すまでは私が担当し、ペアの方には読み出した値をkintoneに送る部分まで担当してもらった。
私のチームは、「釧路観光予報」という、時間や天候に応じて適切な観光地を案内するシステムを構築した。
(システムの詳細に関しては著作権を放棄したか否かあやふや(という建前)なので説明を割愛)
で、2日間の開発はあっという間に終了時間の午後3時となり、発表審査へ。
発表者は私ワンマン。
発表に関して傍聴者の皆様の反応は以下の通り☟
手間隙かけて行ったけどガッカリ、というのは確かにある。
— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) 2018年4月29日
僕みたいな旅マニアは再訪するけど、ガッカリのあともう一度というのはハードル高い。#道東IoT #kushiro
てってけてってって〜、いいねボタンンン〜 (脳内再生) #道東IoT #kushiro
— wakasa masao (@wks) 2018年4月29日
ベストな時間帯天気気温などを観光客に伝えることで、良い体験をしてもらう。観光地にいいねボタンを置いて押してもらう。 #道東IoT pic.twitter.com/NijcFWzAAa
— クム@くむ組む (@kumajoi) 2018年4月29日
ボタンを押すというのは、アプリでいいねするよりも、ハードルを下げるという気がするけど、わざわざ押すこともまだハードルがある。意識せずにアクションさせる方法がこの後のチームから出てくるならきっと大勝利のはず。#道東IoT #kushiro
— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) 2018年4月29日
溜まったデータビューが悩ましいなぁ。あと観光地が広すぎる範囲な所で見つけるのが難しい。霧がいいという人とのムラをどう考えるかもありそう。ただ天気と蓄積貯まるとこの手はいいとは思うんだけども。 #道東IoT #kushiro pic.twitter.com/expYWiCb4l
— wakasa masao (@wks) 2018年4月29日
これは地方観光地あるあるですよね。
— 八子知礼 (@tomokyun85) 2018年4月30日
にわかファンなら次は行かないでしょう。それはまたそれたで良いという話もありますが(笑) 「人が来るなら営業するし<=>営業してるなら行くし」のGAP解消が大きな課題でしたね。 #道東IoT #kushiro https://t.co/yqmmD5SLuY
田中邦弘じゃなくて田中邦衛だった #道東IoT #kushiro
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月29日
そして、全8チームの発表が終わり、表彰式へ。
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月29日
というわけで、kintone賞として、kintoneのTシャツとcybouzの各種グッズ、そして同じチームの人が書いた同人誌を貰いました。
同人誌書いた人「持ってます!」
— ไคโตะ (@umiwatarin) 2018年4月29日
あとは5時間耐久しゃぶしゃぶマラソンをして、幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし。
感想
フィールドワークで問題点を探したり、アイデアを出したりしているときに良くぶち当たった壁が、「行政的に解決できる問題が山積している」だった。
目につきやすい分、それが真っ先に槍玉に挙がるのは(民間目線からは)仕方のないことかもしれない。
電子インフラの整備状況や道路標識の少なさにすら難色を示したからね。
そして、8チーム中7チームないし全チームが観光関連のIoTを提案してきたのは、フィールドワークの影響もあるとは思うが、やはりそこに見落とされがちな価値があったのではないかと思う。
何より、釧路の観光を見たときのキーワードが「機会損失」に共通すると感じた。
それは、「手間暇かけていったら天気が悪くて見えなかった」「お店がやっていなかった」というがっかり感がひと際大きいからではないか。
そして、コンテンツの発信力が不十分ではないか。
それによって新たな魅力に気づけない観光客がいるのではないか。
確かに、この釧路の主産業は今のところ観光業であり、観光地の体裁をしていることは間違いない。
しかし、観光業の収入の内訳が交通費と宿泊費で大部分を占めている今、釧路の観光地で行楽費として落ちているお金は少ない。
これは釧路の魅力に気づけて貰えてないと言っても差し支えないだろう。
また、今回は観光客の満足度を上げるためのツールを作ったが、1位になったハイタッチチームや、鹿よけにライトアップ機能を付与したチームなどは、地元に住む人たちの満足度も引き上げようと目論んでいた。
地元民が、現状に満足/諦観していることが問題解決の糸口であることにも気付かされた。
このハッカソンだけで問題が十分に解決するわけではなく、これからも継続的な活動が重要であることは重々承知しているので、今後もこれらの課題に取り組み続けていきたい。
とりあえず、今回得られた経験を基に、今年の高専プロコンの課題部門に挑んでいく所存。
最後に
「自分の地元には何もない」というそこのあなたに問いたい。
「では、何処に行けば何があるのか。田舎だから何もないのであれば、都会に行けば何があるのか。」
ちなみに
自分で考えてみた:
「都会にあって田舎にないもの」
- アイドルのライブハウス
- 国会図書館
- 2K 7万円
- 地価の高い土地
- 満員電車(満員バスはある)
- 画廊
- イカしてるインド料理屋とイカれてるネパール料理屋
- 新書を扱う3系列以上の書店
- 交通系ICカード
- Wi-Fi
- 大(都会)岡山
- 爆速飲食店
「田舎にあって都会にないもの」
- 50km以上先の隣町
- ADSL(準絶滅危惧種くらいでは)
- 封鎖された道路
- 「〇〇(特定の施設、地形、町等)の裏」という場所の示し方
- テレ東系列受信不可
- 文化に理解を示さない商工会議所
- 国立高専(方々から〇されそう)
以上です。
以下関連リンク(だいたい自分用)
togetter.com
*1: こちゆうちゃんが!
二番煎じだった。1番煎じの参加レポはこちらです☟
kochiyuu.xsrv.jp
でも私もまだ書いてない!!
お待ちしてますっhttps://t.co/Acbu1Fj8PQ
*2:出し物は高校生と幼稚園児などです