もしも、ら!が我が高専の学生だったとしたら、今頃受けていた講義の話をする。
突然唐突に突発的な思いつきでネタを書いて飛び入り参加します。
この記事は Student Advent Calendar 2016 の 22日目の記事です。
↑↑↑この人
彼が11日前に今お勉強をしていることをお話なすっていたので、
もしがうちの学生だったら今頃受けているであろう授業の話をします。
といっても、シラバスは公開されているので、当たり障りの話は脇に置く。
応用物理(2単位・通年)
電磁気と運動方程式を学びます。座学のみです。
実験は1~3年生の内に行います。量子力学はやらない。
法学(2単位・通年)
知財・特許・意匠・商標と、労基法について学びます。
●●●●企業をヌッコロできるようになるので、とてもためになります。
担当の教員が界隈で元気なあのお方です。教えるのとても上手です。
体育(2単位・通年)
バレーやって野球やってサッカーやって庭球やって羽球やって卓球やってフットサルやってバスケやってアイスホッケーやります。今年は台風10号でリンクやられちゃいました。
コミュニケーション実践(2単位・通年)
敬語やマナー、口頭発表やディベートの練習を行います。
討議で相手を封殺できるととても楽しいです。いわゆる「ハイ論破」ってやつ。
英語(2単位・通年)
TOEIC400を目指してお勉強するそうです。
担当教員によって教材から受けるテストまで変わりまくるのである種神頼み。
今年の担当は工業英検3級合格を目安にしているそうです。
応用数学A(4単位・通年)
どこの高専でも大切な授業です。
こっちの応用数学は、成績下位になるとテストの出題範囲が狭められ、その分満点が79点になります。
どーいうことか、高専生ならわかりますよね?(デッドラインは変わりません)
確率統計(2単位・通年)
初歩から確率分布や区間推定、仮説検定まで学びます。あまり担当教授を困らせないほうがいい。
電気回路(2単位・前期)
直流回路と交流回路の変換と、過渡解析ができるようになります。
複素数表現や周波数特性なども学ぶ。専門英単語も一緒に学びます。
ある意味英語(2単位)。
電子回路(2単位・後期)
トランジスタを組み込んだ各種増幅回路の解析について学びます。
昨年まで回路図を黒板やノートに書くのに時間がかかったことから、担当教授が作成したスライドを用いて講義を行うようになりました。
キルヒホッフの法則が分かってないと爆死。
数値解析(2単位・後期)
ガウス、オイラー、ホイン、ルンゲ・クッタ、リプシッツなどの英単語などが正しく書けないと爆死します。そんなに簡単な話でもないけれど。
実習でC言語で解析プログラムを構築することもあります。英語(2単位)。
ネットワーク・グラフ論(2単位・前期)
オイラー、ハミルトン、最短経路など、たくさんやる。
手を動かしている間はとっても楽しい。
FAをNFAに、DFAをNFAに、ε-NFAをNFAに、CFGをGNFに、PDAをCFGに変換します。
手を動かしている間はとっても楽しい。
コンピュータネットワークⅡ(2単位・通年)
自力でIPv4、IPv6のネットワークを構築します。実機(SW、R)もつなぎます。
CISCOのネットワークアカデミーのカリキュラムを受講します。
プログラミング言語Ⅲ(2単位・通年)
Javaァ...
必修科目は大体こんなものです。
の手にかかればあっという間の又三郎でしょう。
後は、編入学志望者向けの数学2科目に物理1科目、多読を行う英語演習と、外国人講師による英会話とTOEICマンによるTOEIC演習があります(今年度はTOEICマン渡米のため休講)。
英会話の講義では、講師が持ち込んだデスソースを数学教師陣に盛るというほほえましい光景が度々繰り広げられています。
が本来いる高専と、がいたかもしれない高専(巷でいうオルタ化)。
講義にも差がある部分、差がない部分とあると思われます。
高専にもいろいろあるということを感じていただけたらこれ幸いです。
追記:明日から冬休みだというのに、今朝全線復旧したばっかりの鉄路が悪天候によっておやつ時には不通になってしまったため、実家に帰れなくなった学生が爆誕しました。
*1:あけまつノートという伝家の宝刀がある