うみわたりんりんりん(旧)

そろそろid変えたい

勝手にっぽう23日目(2016/09/06)

眠れないのである。

なぜか。

エアコンが効かないのである。

 

扇風機もないから女子寮より寝苦しい。

10時前にはベッドインしたのに、夜の2時を回っても暑くて眠れない。

うだる中、大学の無線LANに接続する。

無線LANの話をしていなかったが、対面式の時にSSIDとパスワードは貰っていて、それでインターネット環境はなんとか保てていた。

しかし、夜6時~深夜2時あたりが、速度が出ないどころかネットワークからはじかれてしまう。

つまり、授業を受けている間ぐらいしかネットワークを使えない。

しかも、講義棟ではネットワークにアクセスできないので、授業中に週報とか書いても、日本に送る手立てがなかった。

週報の遅れは当然怒られた。他の人たちはネットワークが使える時間には戻れるか、配属先の研究室のネットワークから週報を送信したようで。あるいはプリペイドSIMを買って、テザリングしていたとか。

振り返ってみると、女子寮から出るまでの三週間、結果的にはネットワークから隔絶された生活を送っていた。携帯もタイのキャリアのフィーチャーフォンを2週目の土曜日に買ったくらいだ。

ニュースもわからない。暮らし始めて三日ぐらいでさすがに辛くなったので、スマートニュースをタブレットにぶちこんで、日中はネットワークにつながる女子寮に置いておき、帰ってきてからニュースを見た。これしか情報源がなかった。

 

さて、この糞暑い夜中にネットにつないだのは、遅れていた週報を送り、帰国後に出来ればいいなと思っていたインターンのもろもろを進めるためだった。

結局寝ることができたのは朝4時くらい。

タイの日の出は朝6時くらいなので、まだ暗い時間には眠ることができた。 

 

しかし、当然のように暑いから7時には起きざるを得なかった。

 

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朝からアイスクリームかよと思われるかもしれないが、糞暑いのでこんなのでも食ってないと朝から元気になれない。お店のお姉さんに頼んでから財布を持ってくるのを忘れたことに気づいたときはとても辛かった。

その時のお昼ご飯はチューターに財布忘れたって泣きついてお金貰った。乞食。ありがてぇ。

↑前日のカレーがおごってもらったメニューだったはず。

 

さて、報告会の時は研究内容の説明を伏せていたが、さわりの部分は話すとします。

音響工学系の学科ではあるが、Dr. Pitak の専門は波形解析。

波なら全部解析する。

で、研究内容は、一言で表すと「少ない標本で有意なデータを得る」こと。

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この手の解析にはお馴染みのMATLABを使う。

仕様書をもらった。見るからに当然である。

 

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仕様書かと思っていたが、読み進めると教授の研究論文も合わせてあり、

タイ語の分厚い紙媒体を読むのに相当な時間を費やした。

短すぎる睡眠も祟って船をこいでいるところを、別の教授に激写されまくった。

帰国後LINEで送りつけられてぐうの音も出なかった。

 

この辺りから、読み書き喋りはできないけど、聞くことはにわかにできるようになってきた。というか、相手が何を言いたいのか察することができるようになってきた。

 

なので、タイ語で聞いたことを英語で返すコミュニケーションができるようになぅた。

英語がわからない人はダメなコミュニケーションだけど。

 

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タイ語配列キー。

いろいろキーボード押下して、文字の法則を見つけようと悪戦苦闘もした。

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 これでもよくわからないと思う。

タイ語の文字を見ると、遠くから見たときの視認性がとても悪い。

文字の末尾をどっち向きに丸めるかでも別の文字になるのだ。

「め」と「ぬ」より紛らわしい。「カ」と「力」ぐらい紛らわしい。

 

これだけで話をすることもできないので、ヒントを下に乗せる。

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これらは単語や文章の頭に来ることは絶対ない。むしろ語尾にしか来れない。

tキーの空っ風みたいな記号がその代表たる文字。

 

さて、先ほど教授は波なら何でも解析するといったが、最たる例を紹介すると言って、ポケットから拳銃を取り出して早速ぶっぱ。

空の薬莢と、薬室から取り出した弾を並べて、それから着弾した壁の穴を比較した。

「この穴がどの弾でぶち空けられたのかを調べるのが私と君の研究だ。」

その後大学の外へ連れ出され、いろんな薬莢を見てはぶっぱなした。

 

日本ではほぼめぐり合わない研究テーマだった。

音響工学系の学科に入って、銃ぶっぱなしているのだもの。

 

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ちまちまMATLABを使いだす。初めて使うので初歩からちまちま。

 

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教授は研究に当たって、FFT (Farst Fourier Transform)の使用を禁じてきた。

これはこの日の夜に引率で来た先生に対応策を伺った。

 

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お昼ご飯は教授のおすすめのシーフードメニューをカフェテリアで教授達と一緒に食べた。

おすすめなだけあって、美味しかった。

 

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いろいろ書き込まれているおかげで、タイ語以外の情報で内容を理解できた。

 

おやつはチューターに誘われたので、火曜日のマスタリングの担当講師と一緒に食べた。

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チーズとフライドポテト。シンプルでおいしい。

 

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日本のパフェを参考にしているスイーツ。日本のそれと比べると、生地が厚い。

 

晩御飯時には近くのカフェテリアが閉まっていたので、コンビニでサンドウィッチ。

 

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クリームサンド。

コンビニで焼いてくれる。たまに焦がされるけど。

タイ人は「焦げた匂い」というものを知らないのかもしれない。